スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

フィンレイソン『そして最後にヒトが残った』(白楊社、2013)

フィンレイソン『そして最後にヒトが残った』(白楊社、2013)

スペインの人類学者による研究。

「現行人類が唯一の生存者=成功者である」という一般の理解が誤りであることを指摘し、近年の研究による証拠を積み上げることで、人類の拡大は数々の集団によってさまざまな実験がなされた結果であり、その中で「たまたま現在まで生き残った」のがわれわれである、との結論に至っています。

一般に理解されている、アフリカにいた人類が徐々に進出して各地に根付いたという「単一起源説」に対して、著者はさまざまな集団が各地で独自に発展したとする「多地域進化説」に同情的な立場を示します。後者は人種問題に関連して議論を呼んでいるところで、現在でも確定的な答えはないということではありますが。

この他、「進化」=適者生存、環境に最も適応したものが生き残る、という単純な説明を否定してみせたり、ネアンデルタール人と現行人類との交配を論じたりと興味深いトピックがならびます。




■関連

チャーマーズ『意識する心 ― 脳と精神の根本理論を求めて』




ズック『性淘汰 ― ヒトは動物の性から何を学べるのか』





バラシュ『女性の曲線美はなぜ生まれたか ―進化論で読む女性の体』


スポンサーサイト
プロフィール

望月もちお

Author:望月もちお
インドア派です。
本棚 http://booklog.jp/users/mocciom

もちお家TW
Twitterより
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。