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宮城谷昌光『三国志 外伝』(文藝春秋、2014)

宮城谷三国志の補遺。韓遂、鄭玄、陳寿など人物を取り上げ語ったもの。

なかでも、「三国志」著者の陳寿を取り上げた部分が秀逸で、古代中国の史観、史家の誇り、知識人の魂が描き出されています。
陳寿の父は馬謖の副官として罪を受け、官を追放されて逼塞。しかし学問に志した息子陳寿のためツテを辿って高名の学者に弟子入りさせる。結局、官途には恵まれない陳寿であったが、晩年は晋に招かれ「三国志」を完成させる。


【本文より】

◯史家には、もともと、
「天職」
という思想がある。朝廷に任命された記録官が、史家というわけではなく、天命を承けた者だけが、本物の史家である。史家だけが天と問答をすることができる。

◯さずけられた治書侍御史という官は、法官であると想えばよい。この官にあって、陳寿が快適さをおぼえるはずはなかった。だが、不満を色に出すほど、かれの精神は幼稚ではない。黙々と勤務した。ただし同僚とのつきあいは良いほうではなかった。
― 偏屈な男だ。
と同僚からみられたことであろう。だが、たとえ同僚から白眼視されても、鴻鵠の志をもった者が、燕雀とたわむれているわけにはいかないのである。
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