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橘玲『橘玲の中国私論』(ダイヤモンド社、2015)

見も蓋もない語り口で世界の構造に迫る著者の中国見聞記。不動産バブルの遺産となったゴーストタウンの紹介から入り、「ヒトが多すぎる」ことに起因する中国人の行動原理に迫っています。

中国人の「関係(グワンシ)」と結社、内陸部と沿岸部、香港上海の結社と黒社会など膨大なテーマをそれぞれの関連に沿ってとりあげており、安能務『八股と馬虎』『中華帝国志』を思わせます。


【本文より】
◯経済学的にいえば、人権とは「人間の価格」が高くなることだ。なぜ価格が上昇するかというと、需要と供給の法則によって、労働市場に流通する人間の数が足りなくなって希少性が生じるためだ。/それに対して人権のない国では、人間の値段は限りなく安い。独裁政治とか、宗教の桎梏とか、教育が普及していないからだとか、さまざまな説明がなされているが、根本的な要因は人間の数が多すぎることだ。

◯毛沢東は文化大革命において儒教をはじめとする宗教を全否定し、科学的社会主義を説いた。ところがその文革が巨大な人災を引き起こすと、共産党はそれに代わる規範を提示することができなかった。/このようにして中国社会は、これまで馴染んできた儒教(朱子学・陽明学)と孫子、三国志の世界へと戻っていった。これに司馬遷(史記)の歴史観と韓非子の法家思想、道教の民間習俗を加えると中国社会はほとんど説明できてしまう。
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