デイヴ・アスプリー『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事(THE BULLETPROOF DIET)』(ダイヤモンド社、2015)

デイヴ・アスプリー『シリコンバレー式 自分を変える最強の食事(THE BULLETPROOF DIET)』(ダイヤモンド社、2015)

「完全無欠コーヒー」ことココナッツオイル入りバターコーヒーの製法で話題ですが、それにとどまらず盛りだくさんの内容です。

IT起業家の著者は激務の中で激太り、持ち前のハッカー魂で自らの身体と食べ物の関係を細かく観察するバイオハックの技法で大幅ダイエットに成功。
原題は「完全無欠ダイエット」となっていますが、ダイエットのみならず脳と身体のパフォーマンスと食物の関係について細かく分析されているので、邦題の方がよりしっくり来ます。

食べ物に含まれる自然由来の反栄養素、流通過程でのカビ毒、それらを摂取したときに現れる体内、脳の炎症。
習慣化した食事で私たちは気付かずに毒素を摂取し、体内に炎症を発生させ、パフォーマンスを低下させている、と著者は言います。

全部守ると何も食えないじゃないか、と思ってしまいますが、当初のデトックス期間を乗り越えればそもそも身体が炎症の根源になるものを欲しなくなるのかもしれません。

食べたものの影響が必ずしもすぐに出るわけではなく、3日程度継続して様子を見る必要があることなど、著者の実験により発見された事実がてんこ盛りになっています。
今日、集中力が続かないのは、三日前に食べたあれが原因かも!という視点で自分版の実証研究を重ねることで人生のクオリティが上がっていくのでしょう。


【本文より】

◯植物は、僕らが食べるために進化したんじゃない。僕らに食べられないために、複雑な防御システムを発展させてきたのだ![中略]自然由来の反栄養素の主なものには、レクチン、フィチン酸、シュウ酸、カビ毒(マイコトキシン)がある。(p.28)

◯これまでに伝えられてきた食についての知恵の大半は、マーケティングと誤情報と恐怖心のミックスにもとづいていた。医学的な情報も、「総脂質」や「総コレステロール」などといった測定しやすいことばかりに縦割りで集中してきた。このため、体の複雑なシステムについては、見過ごされがちになってきている。(p.51)

◯まず爬虫類脳が必要な栄養とエネルギーを手に入れ、次にラブラドール脳が続き、人間脳は、そのあとの残り物をもらうのだ。[中略]体に悪い食物を摂った場合には、人間脳が真っ先にエネルギー切れになるので、意志力も底をつく。(p.57)

◯あなたが口にするどんな小さなものも必ずパフォーマンスに影響する(p.78)

◯グルテンは炎症と胃腸障害を起こし、自己免疫疾患など多くの問題の原因となる。腸細胞間のスペースを調節するタンパク質、ゾヌリンを過剰に放出させてしまう。グルテンを食べたせいで腸細胞間に隙間ができると、細菌、未消化の食物、カビ毒が血流に入り込む。そうして脳も含め、全身に炎症が生じるのだ。(p.108)

◯肝臓がチーズの毒素の処理にかかると、ラブラドール脳はエネルギーを要求し、その結果、食物への渇望がわきあがりそうだ。これがチーズが広くこよなく愛される理由である。(p.230)


スポンサーサイト
プロフィール

望月もちお

Author:望月もちお
モチ好きな祖父に名付けられた本名です。

手ぶら通勤おじさん

SFと古典
ポケモン&ガンプラ


2017.10 ガンプラに目覚める。ミニマリスト廃業。
2017.5  ミニマリストに目覚める。
2004〜プリストンテールやってました。2009がピーク。

ガンプラ・ゲーム垢 https://twitter.com/moccinag
まじめ垢 https://twitter.com/mocciom
本棚 http://booklog.jp/users/mocciom

もちお家TW
Twitterより
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード