久保田卓也『大人のための私服の教科書』(飛鳥新社、2013)

久保田卓也『大人のための私服の教科書』(飛鳥新社、2013)

レディスアパレルで販売員、営業、デザイナーを経験、のち独立した著者による「フツーのおしゃれ」ガイド。

全編に渡ってジャケットやパンツのイメージをイラストで示し、「これはよい」「これは悪い」という感覚を伝えてくれます。

が、今年出たMB『最速でおしゃれに見せる方法』(扶桑社、2015)や大山旬『できれば服にお金と時間を使いたくないひとのための一生使える服選びの法則』(ダイヤモンド社、2015)が着用写真を多用してより具体的なのに比べると今一つです。

もやもやしてわかりにくい「おしゃれ」の基準を「K値」(けーち:カッチリ度)で指標化している点が素人にもわかりやすく、入門の入門としてはとっつきやすくなっています。
(チノパンは6K、デニムは5−6K、カーゴは4Kなど)

提唱するのはシンプルな理論で「おしゃれの完成形はスーツ(=10K)」なので、そこから「マイナスα」して「6−7Kを目指すのが正解」とされています。

題材がイラストばかりでパット分かりにくいのが惜しいところですが、この考え方をベースにファッション誌やWEARで研究を深めるとよさそうです。

読者を甘やかすばかりでなく、「顔にもK値がある」「こだわりを捨てよ」など厳しく導く姿勢が刺さります。

【本文より】
◯顔のカッチリ度合いによって、K値が9ぐらいの人と、2ぐらいの人がいる。[中略]服自体のK値は7くらいあっても、顔のK値が5くらいの人だと、全体のK値が下がってしまいます。

◯「服は詳しくないんだよ」と言ってる男子に限って、ものすごく細かいところにこだわる傾向があります。「興味ないって言ってたのに、肘当てとかは嫌がるの!?」みたいな。[中略]初心者がいきなり細かいことにこだわっていたら、コーディネイトは難しくなるばかりです。


スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

望月もちお

Author:望月もちお
インドア派です。
本棚 http://booklog.jp/users/mocciom

もちお家TW
Twitterより
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード