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渡辺一雄『我慢する社員はダメになる』(徳間書店、1992)

渡辺一雄『我慢する社員はダメになる』(徳間書店、1992)を読む。

昭和ヒトケタ世代の著者は大手デパートに奉職、外商担当としての本務の傍ら、幹部の懐刀として組合転覆に暗躍。

功成って部長に登るも、部下の死をきっかけに「ものを考える」ようになったことから幹部の意向に沿わなくなり、部長→課長→主任へ降格、仕事を取り上げられて身体を壊した著者は一足早く「希望」退職へ。

大丸への告発を皮切りに多くの企業小説を手がけた著者のエセー集。

カイシャの論理、著者のルサンチマンが沁みます。

【本文より】
◯上司を殺してやりたいと一度も思ったことのないサラリーマンは、すくないのではないのだろうか。殴ってやりたいと一度も思ったことがないサラリーマンとなれば、これはもう絶無と断言してもいいと私は思う。

◯サラリーマン社会とは、責任転嫁ゲームの社会である。責任を下のものに押し付けては、などと思うような人間には、サラリーマン社会はまことに住みづらい。

◯そしてダーティビジネスとは、もしバレれば獄につながれる仕事をいうのである。バレれば犯罪者の妻になる覚悟がなければ、会社へ行く夫に「エラくなってね」などといっとはいけない。

◯出藍の誉れ、ということはサラリーマンの世界にはない。上司に警戒心をもたせてはならない。いざというときに家を守ってくれる犬より、いつも尾を振って迎えてくれる犬のほうを飼い主はかわいがる。

◯それに会社は、サラリーマンが考えるほど、サラリーマンのことを考えてはくれない。会社に殉ずるなどというのは、もうそろそろ時代おくれのナンセンスにしなければならない。
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