スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

井上進『顧炎武 (中国歴史人物選)』(白帝社 、1994)

井上進『顧炎武 (中国歴史人物選)』(白帝社 、1994)

明末清初の学者、中世古典の批判的検証を行う「考証学」の創始者として知られる亭林先生顧炎武の評伝。明の遺臣として、清朝に仕えるを好しとせず、招聘を拒み続けた硬骨漢でもあります。

著者は京大史学科卒で執筆当時の94年に三重大助教授、のち名大教授。伝統中国の出発文化・書誌学の研究をされています。

顧炎武の育った崑山の顧家は三代に渡って高級官僚たる進士を出した名家で、その知識人ぶりはまさに「書香の家」そのものです。

【本文より】

◯学問の家というのは、簡単に言えば生員以上を継続的に出す家のことである。旧中国の士は、何よりも儒教的教養の保存者であり、この点によって庶と区別される。…したがって本を読んで勉強している者は士であり、この様な人を学者とか読書人とかいうのである。

◯曽祖父は確かに「読書人」の名に恥じぬ人で、常に「ただ読めればそれでよい」と言い、珍奇な古版などには関心を示さなかった、という。そして養祖父。彼はついに郷試に合格できず、生涯を通じてどんな官にも就いたことがなかったが、先代にもまして読書を好んだ。…五、六千巻の蔵書をその孫に伝えたのである。顧炎武が生まれたのはこの様な家、昔日の華やかさはないとはいえ、なお経済的に余裕のある名門で、且つ受験勉強だけではない、本格的な読書を伝統とする家であった。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

望月もちお

Author:望月もちお
インドア派です。
本棚 http://booklog.jp/users/mocciom

もちお家TW
Twitterより
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
FC2カウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。