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木下是雄『理科系の作文技術』(中公新書、1981初版、2002 45版)

大正生まれの物理学者で名大助教授を経て学習院教授、のち学長となった著者による作文指南。

「理科系」と銘打つココロは、文学的ないわゆる作文の技巧ではなく、簡潔にして要を得たレポートをまとめる心構えを説いたもの。

冒頭で事例として紹介される米国の小学校の作文クラス、その事実の描写を重視する思想と、みんなの気持ちや感覚を重視する日本の叙情的な作文指導との違いが印象的です。


【本文より】

◯(米国小学校の言語技術教育の教科書の例)サンディーという女の子が、宿題で「紙の歴史」という題で250語のレポートを書かされることになる。250語で紙の歴史一般を書くのはとても無理だと気づいて、彼女はパピルスに主題をかぎる。(中略)日本の綴り方とはまるでちがう〈作文〉教育のやり方に衝撃をうけたのを今も記憶している。(p.20、要約)

◯論文は読者に向けて書くべきもので、著者の思いをみたすために書くものではない。序論は、読者を最短経路で本論にみちびき入れるようにスーッと書かなければならないのである。モヤモヤや逆茂木は禁物で、著者が迷い歩いた跡などは露いささかもおもてに出すべきではない。(p.87)
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